名古屋商工会議所でのIT専門相談を一日対応して、夜から鳴海商工会で専門家派遣でした。
質的・量的に人生で最もたくさん働いている気がしますが、不思議と疲れないです。楽しいのだと思います。

相談内容としてはSEO対策やSNS広告などわりと硬派なネット関連の相談が多かったです。
SEO対策と言えば、Google公式文書に載っていた検索アルゴリズムの一部がネットに話題になっています。

これまでGoogleの公式発言と異なる部分があるためですが、とても真っ当なアルゴリズムだと思います。
例えば、クリックデータがランキングに直接影響を与えることはないとされていました。

しかし公式文書からユーザーのクリックデータを利用して検索結果を強化、降格、または調整されていることが分かりました。
ここで印象的だったのが「我々はサイトではなくサイトを見ている人を観る」てな感じの言葉です。

これまでは、サイトのSEO内部対策として「タイトルのキーワード」や「本文への共起語の組み込み」がありました。
ただ、それはサイトを見ての対策の「手段」です。

もっと大切なことは、サイトを見ている人の行動から「気持ち」を察して有益なサイトかどうかを判断するということのようです。
サイトに対する「手段」ではなく、サイトを観ている人の「気持ち」の方が大切なのはわかる気がします。

なかなか察するのが難しい部分ですが、これがGA4での「エンゲージメント」の指標になると感じます。
全てのサイトに共通する「SEO万能テクニック」は存在せず、読み手の気持ちを察することが大切なのですね。

SNS広告の方でも、これまであまり相談で深掘りされなかった「詳細ターゲット設定」がありました。
Instagramアプリの「宣伝」ではなくMetaBusinessSuiteを使えば、かなり詳細なターゲッティングが可能になります。

学歴、雇用、家族、ライフスタイルなどを属性に加えることができます。
例えば「幼児の子どもがいる人(1~2歳)」「婚約中(6か月)」「最近転居した」「旅行から帰ってきて1週間以内であると思われる人」…細かいです。