名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
さまざまな相談がありましたがコンテンツの品質を上げるには…という相談が多かった気がします。
Googleの高品質なコンテンツの評価基準は「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」でした。
それに「Experience(経験)」が加わり「E-E-A-T」と呼ばれるようになりました。
「E-E-A-T」を満たしているからSEOで上位になるわけではないですが一つの目標にはなります。
その最後に加わった「Experience(経験)」が重要だと考えています。
今、ネットで「〇〇とは」といういわゆる「とは検索」は価値が落ちています。
ただの一般論としての意味を調べるのは「検索」でできて、そのコンテンツは「AI」が作ってくれるので乱造されています。
ネットを観れば同じようなコンテンツが溢れているので、それに価値はあまり感じられないわけです。
そこで価値をだすのに有効ななのが「経験」です。
一般論のコンテンツであっても、そこに「経験」が加わればオリジナリティが生まれます。
少し乱暴ですが「〇〇とは」よりも「実際やってみて感じた〇〇とは」の方がよいです。
その実際にやってみた人に「専門性」「権威性」「信頼性」があればなおよいです。
そして「経験」は、「正常系」よりも「異常系」の方が心に届きます。
「実際やってみて感じた〇〇とは」よりも「あえて制約の中で実際やってみて感じた〇〇とは」の方がよいです。
困難のない「経験」よりも、困難をともなった「経験」の方が記憶に残ります。
自分のセミナーや研修は「失敗談」のオンパレードです。理由は単純に「失敗談」が多いからです。
でも、アンケートによくある意見は「講師の失敗談がよかった」です。これからもどんどん「失敗」しちゃいます。