名古屋市新事業支援センターでのIT相談でした。
自分ではどうにもならない他責にだけはしたくないので、自分で果たせる責任を考える…という方がいらっしゃいました。

自分も基本的には同じ考え方で、いつも他責ではなく自責で物事を考える癖がついています。
他責では対策が考えられないですが、自責で考えれば何らかの対策は考えることができるからです。

ただ、自責で考えることが積み重なりすぎると文字通り「自責の念に潰されてしまう」ことがあります。
自分の責任で物事を考えると、自然にすべきことが増えていきます。

その結果、考えること、悪く言えば悩むことが増えすぎて心が重たくなってきます。
自責で考えて自分のすべきことを見つけて前に進むことは大切です。

ただ、それで自分を常に追いつめていると、気持ちが重くなりモチベーションが下がっていきます。
自分も時々この状態になります。

これは「自責の念のオーバーヒート」と勝手に呼んでいます。
そんな時は、自分に対して無責任な他責の言い訳を紙に書き出してみます。

モヤモヤしていることを紙に書き出し、「自分は悪くない…」と言い訳をしてみるのです。
この結果、対策として生まれるものは何もありません。

ただ、自責の念に潰されそうになっていた心は少し軽くなります。
心が軽くなったら「…でも、自分でできることはなかっただろうか?」と再度問いかけると気持ちの切り替えができていることがあります。

その際「無責任な他責の言い訳」の時間を長くとりすぎないのが大切で、あくまでも気持ちの切り替えのひとつの方法と考えています。
疲れてネガティブになったときは自分への言い訳をしてみるのも必要だと思います。