愛工大の講義も残り2回となり「最終演習」に入りました。「最終演習」もお2人の起業家から話を伺います。
1人目は昨年もお話を頂いた「えいぷら」の庄司大智さんです。

グローバル人材育成のための取組みとして、英語学習サービス「英語漬け.com」などを提供されています。
庄司さんとは結構長いお付き合いをさせて頂いており、尊敬している起業家の一人です。

アクセス指標で計画をたて、実績とのギャップを地道に解消させる積み重ねで着実に目標をクリアし続けています。
これほどキレイに論理的なPDCAサイクルを回せている方はめったにいないです。

…かといって、ユーザーの感覚的(心理的)な部分をプロトタイプでしっかりと検証して進めるやり方も素晴らしいです。
サービス以外に起業にいたる動機づけも学びたいことが多く、学生にとっては刺激的だったと思います。

「英語漬け.com」はDXという言葉が言われるはるか前から、AIを駆使した英語学習のデジタル化を目指していました。
単語や文法学習からスタートしたサービスも、AIを使ってリスニング、スピーキングなどへの対応が進んでいます。

学生にとっては身近な「英語学習」のDXは、学生の関心も高いです。
さらに今回は「社長ゲーム」というオリジナルコンテンツで演習をしてもらえました。

今回の演習課題は「英語漬け.com」のペルソナを設定して、その困り事の明確化、解決サービスを考えるものです。
それをグループ演習でおこないますが、いつもはアイデアをクラウドで共有しながら検討し最後に発表を行います。

しかし「社長ゲーム」はアイデア(演習)を共有し、どのアイデアがよいか学生全員が評価しグループに投資をします。
いいアイデアを考えるのも大切ですが、理由をつけてどのアイデアがよいかを評価するも大切な学びです。

それをゲーム感覚で行える「社長ゲーム」は、学習コンテンツとして素晴らしいです。
庄司さんの講話、サービス内容、演習体験は学生にとっても貴重な時間になりました。庄司さん、ありがとうございます。