ちょうど2人の起業相談が両極端だったこともあって感じたことです。
「案ずるより生むが易し」と「計画なくして成功なし」って、どっちなんだろう?って考えてしまいました。
どっちなんだろう?って考えること自体が意味がないことなので、すぐに考えるのをやめました。
ただ、短い時間で、全く真逆のことを力説している自分に少し笑えました。
相談場面は自分だけで成立するものではなく、必ず相手がいるものです。
そして、世の中に絶対的に「正しい」ってことはなく、相手に合わせて言うことも変わって当然です。
自分に置き換えると考えすぎの性格である自分は、「案ずるより生むが易し」と言い聞かせる時が多いです。
ただ、明らかに両方の場面があり、その分岐点は「自分の油断」のようです。
どんな仕事もそうですが、「この仕事は難しいぞ」って覚悟を決めてかかると、意外とあっさり完了することが多いです。
まさしく「案ずるより生むが易し」状態です。
これは「油断ならない」という自分の気持ちが、事前の調査や段取り、根回しといった部分をしっかりやっているのだと思います。
また自分の力だけではなく、自分が難しそうにしている姿をみた仲間が手を差し伸べてくれることも多いです。
一方、過去にやったことがあったり、見るからに簡単な感じの仕事は、「普通にやれば完了できるだろう」という慢心を生むことがあります。
すると、予想もしないところから綻びが生じ、非常に難しい状態になります。
こちらは「計画なくして成功なし」状態です。
「普通にやれば完了できるだろう」という慢心からの綻びは、後々大変な自己嫌悪に陥ります。
相手をみて相談対応をするように、自分に問い掛けてその時の自分に合わせた「言い聞かせ」が必要だと思いました。
スタートは意味のないボンヤリ思考でしたが、意外と大切なことに気付けた気がします。