名古屋のIT企業向けの「システム開発におけるレビュー技法」でした。
久々のブレイクアウト付のZoomでの一日研修だったせいか、終わったときはグッタリしていました。

今回は「生成AIを研修に取り込んで欲しい」との要望を受けて、様々な活用事例を入れ込みました。
レビュー場面での活用が中心ですが、システム開発やプロジェクトマネジメント全体の事例も伝えました。

全部で12個の事例ありましたが6つ程紹介します。一つ目は「レビューを仮想的に行ってもらう方法」です。
これはChatGPTで対象ドキュメントのPDFを読込み、レビュー会議を欠陥がなくなるまで続けてもらうものです。

二つ目は手書きで画面イメージを作成しClaudeでプロトタイプを作ってもらいます。
その上で、デザインや操作性についてのチェックリストにもとづいてレビューを行ってもらいます。

三つ目は指摘で課題となった分かりにくい文章を、これまたClaudeで図解に落し込んでもらいます。
文章で伝わりにくい箇所は図解にすると伝わりやすくなります。

四つ目はレビューのチェックリスト自体をChatGPTでチェックします。
チェックリストは定期的に重複削除、グルーピング、優先順位の見直しとしてチェックした方がレビューの精度があがります。

五つ目はRFP作成時の自分たちのニーズ確認にInsight Journeyを使います。
そこでのペルソナを踏まえ「要求事項を漏れがないように」とChatGPTに問うと気付かない要求が見えてきます。

六つ目はリスクの問いかけです。
ChatGPTにプロジェクト計画書、見積り(見積り根拠)、規定(ルール)、画面スクショなどのリスクを問うと重箱の隅をつついた指摘をしてくれます。

様々なシステム開発やプロジェクトマネジメントで生成AIは利用可です。
最も反応がよかったのはプログラムの「コードレビュー」でした。あくまでも参考意見ですが大きな時間短縮になります。