毎年担当させて頂いているIT企業向けの階層別研修の演習課題を考えていました。
今年度は問題のあるシステム開発プロジェクトから改善策を検討するケーススタディをひたすら行います。
そのケースを自分のこれまでの体験、その企業での実例から10個ほど作るつもりです。
この研修ケースの作成に、かなり時間がかかると覚悟しています。
各ケースで「与件文の作成」をして、回答例として「問題点の深堀り」「解決策の検討」などを行う必要があるからです。
最近は時間がかかる場面があると、生成AIを使えないか…に頭を捻る癖がついてます。
半日ぐらいかかりましたが、生成AIでプロンプトを試したところ「いけそうな方法」を見つけました。
まずは、今回の階層別研修で気付いて欲しい(演習課題の)テーマを検討します。
テーマが決まれば、過去のミーティング議事録やメールなどからテーマの関連情報をピックアップします。
議事録やメールは様々なプロジェクトの問題点の宝庫です。
ピックアップした情報から生成AIに「与件文の作成」を問い掛けます。
生成された「与件」を精査し不足部分は自分のこれまでの体験や教訓をプロンプトに加えて、何回か「与件」を生成し直します。
やがて自分の望む「与件文」が完了します。
次は「与件」から自分の考える「解決策」に近づけるキーワードを入れながら「問題点の深堀り」を問い掛けます。
この流れを何回か試しプロンプトを改善していきました。
半日かかりましたが、一定以上の関連情報を入れれば、ほぼ自分の望むレベルの「与件文」と「回答例」を出せるようになりました。
1問だけであれば、手作業で考えた方が「楽」です。
ただ、この試行錯誤が「投資の時間」となって、これから10問作る時間を効率化してくれることになります。