ビジネスカウンセリング(個人コンサル)でした。いつも話の流れが読めないのが楽しいです。
「目標」に関しての話になりました。自分は「目標」に対しての考え方は二つあると考えています。
ひとつは「目標」を設定してそこに至る「日々のプロセス」を考えるやり方。
もうひとつは「日々のプロセス」の充実に取り組むことで「目標」の実現に近づけるやり方です。
この二つは「目標」が先か「日々のプロセス」が先かの違いです。
ほとんどの経営者は「目標」が先で、目標であるあるべき姿に向かってすべきことを落し込んでいきます。
本来は経営はそういうモノなのだと思います。ある意味では演繹法での考え方です。
一方で「日々のプロセス」が先の人もいます。自分はこちらのタイプです。ある意味では帰納法の考え方です。
この二つは使い分けるのがよいですが、人の本質としてどちらかの考え方が色濃くなると感じてます。
そのため、支援の時に相談者がどちらのタイプなのかを考えて支援のやり方を変えるようにしています。
「目標」が先の人に「日々のプロセス」の充実について話していても「まどろっこしい!」になってしまいます。
逆に「日々のプロセス」が先の人に「目標は?」と問いかけても、それは苦痛になります。
勉強会や相談の場面で「目標は何ですか?」と目をキラキラさせて問われることがります。
「あー、えー、目標は… 毎日が充実していることですか…な」って答えると、ガッカリさせたりします。
「もっと立派な目標があるかと思っていました…」とストレートに突っ込まれることもあります。
期待外れでゴメンナサイ…と答えますが、その人は「目標」が先の人なんだと思います。
ただ、自分も「モチベーション」と考えると、何らかの「目標」があるのだと思ってます。
きっとそれが寝る前に「あー、今日もよい一日だった」と呟けることのような気がしています。