名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務でした。
自分の仕事は「相談者の課題を明らかにし、その解決するための方法を一緒に考える」ことだと思っています。
言葉にするとアッサリしたものです。
でも、いろいろな方が相談にみえるので相談の方向性は「応援・支援・助言」など多種多様です。
例えば、仕事がうまくいかなくて落ち込んでいる相談者がいたとします。
相談者の性格もありますが、そういう状況の人に対して無理な励ましは逆効果です。
寄り添い、一緒に悩んで、相談者が動き出せるまでの方向を一緒に考えたいです。
誰だって、うまくいかなくて不安から心が弱くなってしまう時がある思います。
相談者の心情や体調で、こちらの話が耳に届かないときもあります。
そういう時は、新たな情報を提供したり、仕事を前に進める提案ではなく、相手の話を聞くことが大切です。
また、悩んでいる相談者に自分の一方的な意見を押し付けるのも絶対にしてはいけないと思います。
悩みの根源を「見える化」するプロセスを飛ばしてしまうと、とんでもない方向を助言してしまうことがあります。
そして、背中を押してほしい相談者には、曖昧な表現での助言はご法度です。
話を伺ったうえで、その人の考えている方向に間違いがなければ、その「理由」を明確に伝えないといけないです。
偉そうなことを書きましたが、自分は決して上手く相談対応ができている訳ではありません。
いつも、自分の未熟さにいつもぶつかり、悩んでばかりいます。
自分が本当の意味で、相手の話を聞き、不安に寄り添う得るようになれるには、まだまだです。
でも、自分の存在意義を感じさせてくれるのは、いつも「相談者」です。ありがたく嬉しい一日でした。