福岡への「チームリーダーのための教える技術」研修の配信が始まりました。
仙台、宮崎、福岡と三週連続でこの研修の配信をしています。

この研修は「教える技術の講師なのに教えるの下手!」って言われる恐怖といつも戦っています。
もともと自分は「教える」ことは苦手です。

ただ、システムエンジニア、コンサルタントなどの仕事では「教える」ことが付きまといます。
「教える」ことで、失敗したこと、悩んだこと、上手く伝わったことなどをブログによく書いていました。

このブログを読んだある研修機関の方から「試行錯誤と苦悩を研修にしてください」と依頼されできた研修です。
ティーチング、コーチング、カウンセリングなどがベースになっていますが、実際には自分の「失敗談」集です。

「失敗談」の量には自信があります。それをどのように乗り越えて失敗の再現を抑えているかノウハウだと思います。
無意識にできてしまうことは人よりは、苦悩とプロセスを言語出来ると思っています。

そんな「失敗談」のオンパレードの研修ですが、なぜかグループディスカッションでも「失敗談」がトレンドになっていました。
「講師の方の失敗談が役に立つ」との意見が多く、いつの間にか自分たちの「失敗談」と「教訓」を共有していたのです。

自分の失敗も無駄になっていないと思うとちょっとホッコリします。

こんな「失敗談」しかない講師でよいのかを迷いながらも、もう一日楽しくみんなと頑張りたいと思います。
今の時代はまさしく「経験」「体験」の数が差別化要因になっていくと痛感してます。

そして「成功談」より「失敗談」の方が、聴く人の心を打つようです。
なぜなら「成功談」は「よい話」として認識されますが、「失敗談」は「挫折、復活の冒険談」として聴いてもらえるからだと思っています。