午前中はZoomでのIT企業研修の打ち合わせ、午後から春日井商工会議所でのIT相談でした。
「生成AI」「クラウドサービス」「SNS」「DX」などITに関する話題や相談が珍しく(?)多かったです。

ITに関する相談は大きく二つの視点に別れると思っており、それは「ビジネス視点」と「機能視点」です。
「ビジネス視点」は「何に(What)活用するのですか?」で「機能視点」は「どのように(How)使うのですか?」です。

どちらの視点の相談も楽しいですが、技術が登場するとしばらくは「機能視点」の相談が多いと感じます。
「生成AI」の質問は、まだ「機能視点」が多いです。さまざまな生成AIの機能を用途に合わせて説明しています。

一方で「クラウドサービス」「SNS」「DX」は、「ビジネス視点」の相談が多いです。
つまりビジネスでの「活用」を前提に、それぞれにおける活用を一緒に考えて欲しいという相談になります。

「DX」は少し特殊ですが、ビジネスでの「活用」を視野に入れた相談が増えるのは、技術が成熟してきた証拠です。
言い換えると、技術に対する初期の「過度な期待期」は終わり、真剣に「活用」を考える「安定期」になってきたと言うことです。

キーワードは、やはり「活用」です。
「機能を知りたい」から「活用を考えたい」への移行は、「機能視点」から「ビジネス視点」への技術の転換期だと思ってます。

相談場面にいるとその転換期を肌で感じることができます。
先に「生成AI」は「機能視点」の相談が多いと書きましたが、実際には「ビジネス視点」の相談が急激に増えています。

ITは「活用」してこそ意味があります。
このように相談の傾向をみていると、「機能」から「活用」へのITトレンドにほんの少し触れる機会をえて楽しいです。

IT企業の階層別研修「システム開発の『見えない』ところから起きる問題への対応ケーススタディ」の2回目で、大阪に移動しました。
夜の散歩は癒されます。気分転換に「中之島」あたりを1時間も散歩しました。