長崎での2日間の「システム開発におけるレビュー技法」研修を行っています。今回もですが、研修で受講者のことばで自分にとって嬉しい言葉があります。
「内容を理解させる体験(事例)のチョイスが絶妙」という言葉です。
これを言われると、素直に「ありがとうございます!」という言葉と一礼が出てしまいます。
「自分の体験を相手に合わせて引き出すコツがあるのですか?」と本来の研修・セミナーとは異なる質問をされることも多いです。
自分の場合は単純に「失敗体験が多い」ことが強みです。「ハマリ王」たる所以です。
ただ、落とし穴に常にきれいにハマりまくる自分ですが、ハマった後の行動ははノウハウかもしれません。
それは「体験をメモる」「体験を書く」「体験を振り返る」の三つの行動です。
「体験をメモる」は、その名の通り失敗体験をしたらすかさずメモリます。つらい体験ほど「忘れよう」とするのでメモしないと消えます。
そのメモが「「体験を書く」につながっていきます。
これは、体験を文章にしてストックします。そして発信できるものはブログで発信を行います。この発信が大切です。
発信をすることで「自分の体験」から「みんなの体験」に進化をします。
なぜなら、発信は相手に伝わる様に工夫をします。この工夫がクローズな「日記」と超えてオープンな「伝文」になっていくと感じます。
「少し相手に伝わるとよいなぁ」という想いが入って、書く体験も少し変化をします。それが相手に伝わりやすい変化になります。
相手に伝わりやすいということは、自分にも伝わりやすいということです。
最後の「体験を振り返る」時に、自分にも伝わりやすくなっていることで、その体験を誰よりも自分が使えるわけです。
ブログを定期的に振り返っることで、その文章を読みながら自分の体験を自分に定着させています。
これが研修で話の流れで自分の体験を出すノウハウと言えるのかもしれないと思いました。
今回の受講生も研修への参加動機が明確で熱い人たちばかりです。大量の質問メッセージが出たので自分の体験も踏まえて応えようと思います。