名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務、その後はあるIT企業の研修でした。
テーマはシステム開発プロジェクトにおける「チームビルディング」です。

ピッタリ沿った話題ではありませんが研修で出た話題です。
自分が、できれば言いたくない、そして聴きたくない言葉のひとつが「私のせいではない」です。

これまで、人がその言葉を使っているとき、カッコよく見えたことは一度も経験していません。
濡れ衣を晴らす時には使わないといけない言葉かもですが、言い訳に使っているときは見ていて辛いです。

自分も保身のために、つい「私のせいではない」と言ってしまったときは、後で、とてつもない自己嫌悪に陥ります。
人は失敗すると、思考回路がそれを取り繕う方向に働いてしまいます。

「失敗を取り繕う」とは、過去にさかのぼっての、失敗に対する論理武装ともいえます。
濡れ衣を晴らす時には、必要なことかもしれませんが、結局のところ「時間を巻き戻すのは不可能」なのです。

失敗をしたとき、すぐに前を向くべきだと思います。
「前を向く」という意味には、「誠実なトラブル対応」や「再発防止の反省と対策」も含みます。

前を向いたとき、やることはいっぱいで、「私のせいではない」なんて言っている時間はないはずです。
人間だから失敗は必ずします。

その時の行動で、その人が信頼できるかどうかわかる気がします。
失敗したときの行動が素晴らしい人は、見ていてもカッコいいし、自分もそうありたいと思います。