土曜日に増えているビジネスカウンセリング(個人コンサル)でした。
自分の専門分野と関係ない相談が多いので「いいのかなぁ」って思いますが、相談者の前に進む貢献ができれば…と考えています。

そんな中で新しいことへのチャレンジが怖いので「慣れた世界で生きたい」という話がありました。
これまた「自分みたい」と思いましたが、自分も含めてチャレンジが怖い人は結構いいると感じます。

慣れた世界で生きたいと思うことは、人として当たり前かもしれません。
自分だって無理に未知の世界に足を踏み込んで、ストレスを抱えるのは出来れば避けたいです。

「慣れた世界で生きたい」と言うのは、「慎ましく今のままの生活がしたい(それで十分)」という意味とも言えそうです。
ただ、自分からすれば「今のままの生活がしたい」という望みは「成長、発展はしたい」と言っているのと同じだと考えています。

なぜなら、現状の打破を常に心がけないと、人は自然に衰退していくものだからです。
つまり「慣れた世界で生きたい…」と思うことは、「今よりも衰退していってもよい」を受け入れているわけでないのです。

今の時代の「慣れた世界で生きたい…」実現するには、環境に適応するための「チャレンジの連続」におのずとなっていきます。
「成長、発展」を高らかに宣言しなくても、今を生き続けるのは「チャレンジの連続」ということです。

相談者の方にそれを伝えました。その方はその方の考えている現状維持をもう何十年も続けてみえます。
それは「チャレンジの連続」をしてきている証拠というわけです。

自分も小心者で「未知の世界は恐怖」でしかありません。
でも、自分も「成長、発展」と高らかに宣言しなくても、「現状を維持するため」にチャレンジは続けています。

今の時代は生き続けること自体が現状打破、そしてチャレンジの連続ということですね。
ずっと継続している老舗のお店や企業は、ただ単に現状を維持しようとしているわけではないと思います。