自分の場合は、仕事をため込んでしまう性質があります。
これは自分だけではないかもしれませんが、溜め込んでしまうのは2種類あるようです。

一つは、簡単には手がだせない「難しい仕事」で、億劫でつい後回しにして痛い目をみます。
これを反省して「難しい仕事」の場合は、「まず手を付ける」ことをしています。

億劫になるのは、何から手を付けてよいかわからないので最初の第一歩のハードルが高いのが理由です。
「まず手を付ける」ことをすると、最初の第一歩を踏み出したことになるので、その後のハードルが下がる気がします。

例えば、送りたくないややこしいメールであればタイトルだけ付けてメールの枠をつくります。
難しい企画書であれば、章立てだけまず考えてPowerPointのスライドだけ作ってしまいます。

もう一つは、いつでもできる「簡単な仕事」で、いつでもできる気持ちから後回しにして痛い目をみます。
特に自分一人ではなく相手があることに関して「いつでもいいですよ」と言われた仕事です。

「いつでもいいですよ」「あわてませんよ」という言葉に甘えてついつい後回しにしてしまいます。
しかし「いつでもいいですよ」「あわてませんよ」は「やらなくてもいいですよ」という意味ではありません。

約束した以上はいつかはその約束を果たさないといけません。
その約束事を後回しにすると、だんだん自分の中で、その人に対して「申し訳ない気持ち」が大きくなります。

その「申し訳ない気持ち」が精神的な引っかかりになっていきます。
勝手に自分の中で精神的な引っかかりを大きくしているわけですが、こう考えるといつでもできる「簡単な仕事」こそ早くやったほうがいいと感じます。

自分の場合は精神的な引っかかりが仕事の効率を落とす最も厄介なものです。
精神的な引っかかりをキレイに片づけておくことが、自分の生産性を上げます。精神的にも「5S」が必要ですね。