午前中は豊浜商工会の専門家派遣、午後は常滑商工会議所のIT相談、夜は武豊町商工会で「生成AIセミナー」でした。
知多半島を巡る一日でしが、結構ハードで時々思考停止していました。

豊浜商工会の専門家派遣では、定期的にお邪魔している社員に寄り添いながらデジタル化を進めている企業さんです。
自分の考えるデジタル化は、問題や課題を洗い出し、目指す姿を定義して、ギャップを埋めていきます。

しかし、この企業さんは、あくまでも「現状」にこだわり、そのままデジタル化を進めています。
「FAXが置き換わっただけ」「ホワイトボードが置き換わっただけ」など「『だけ』だけの変化」と話されていました。

ただ、その「『だけ』だけの変化」が難しいわけです。
「トップダウンの変化」ではなく、「現場と歩調を合わせて変化」には理由があります。

それは社内の業務システム(仕事のやり方)が出来上がっているからです。
それを変えることなくデジタル化を進めているわけです。社員さんはデジタル化をしている意識すら無いようです。

ただ、自分の仕事を楽にするだけの変化をみんなで行っている感じだそうです。
業務システム(仕事のやり方)ができているので、なにかをデジタルに置き換える「『だけ』だけの変化」で大きな成果になるわけです。

「みんなが自然とタブレットをみる習慣がついてきました」と言われていました。
社長の社員を楽させてあげたいと想うデジタル化は、まさしく、「みんなが幸せになる変化」だと感じます。

午後からの常滑商工会議所のIT相談では、初めての方でしたがとても熱い創業相談の方がみえました。
「言葉する」のは難しいはずですが、小気味よいテンポでどんどん相談の言葉が出てきていました。

夜の武豊町商工会では「生成AIセミナー」は、昨年に続いての開催です。
最近の「生成AI」に関する相談傾向も含めて話しました。1年でこれほど傾向がかわる(変化する)ITも珍しいです。