午前中は前日の報告書とリモートでのプチ支援、午後からは春日井商工会議所でのIT相談でした。
濃いDX推進・システム調達の相談がありました。
相談者の事前質問の準備が素晴らしく、DX推進・システム調達に関してかなりの情報交換が出来ました。
そんな中で話題としてあがった自分の感じていることのメモです。
ひとつは「システムは多機能なるほどバケモノになる」です。
パッケージやクラウドを導入する際に、薦められた機能を「いつか使うかも…」と入れこみ過剰機能になることがあります。
システムにおいて「いつか使うかも…」の機能は、システムにとって百害あって一利なしです。
セットから機能を外していくより、本当に必要な機能をアラカルトで積上げた方が使いやすいシステムになります。
ひとつは「ユーザーは『システムは落ちないモノ』、ベンダーは『システムは落ちるモノ』と考える」です。
自分はシステムエンジア出身ですが、「システムは落ちるモノ」と考えています。
…なので、なのでなるべく落ちないように工夫したり、落ちてもすぐに復旧できるように工夫をするわけです。
しかし、普通の人は「システムは落ちないモノ」と考えて、落ちたら非常事態と認識されることが結構あります。
システムにおいては、ユーザーとベンダーの意識のベクトルは逆方向なのです。
逆方向だからこそ、より相手の立場を考えて理解しようとしないとシステムは完成しないです。
ひとつは「利用者はシステム管理者にシステム稼働中は無関心、システム停止で攻撃対象となる」です。
システム管理者は本当に大変な仕事だと思います。
普通にシステムが稼働しているときは「当たり前」で感謝もされず、システムがダウンでもすれば「攻撃対象」にされてしまいます。
…なので、企業のシステム管理者が相談にみえた時は全力で慰労したくなります。