大阪のIT企業での若手向け「ITトレンド」研修でした。
「ITトレンド」研修はいつも楽しいのですが、「ITトレンド」はぼんやりとした言葉ゆえの難しさがあります。

例えば「AI」や「IoT」がテーマならば伝えるモノが明確です。
しかし「ITトレンド」は、その話すタイミングで伝えるテーマが変わるので、今年と来年では伝える内容が変わります。

さらに「ITトレンド」は「最新のIT」と考えられる方も多いですが、あまり関係ないです。
トレンドは「流れ」です。

「最新のIT」でも「ITトレンド」でないものは多いし、「枯れたIT」でも「ITトレンド」としての存在感を示すモノはあります。
その差は何か…というと「ニーズ」の存在、「期待感」の違いだと考えています。

「ニーズ」「期待感」がなければ最新ITであっても「ITトレンド」ならないです。
一方で「ニーズ」「期待感」があれば、枯れたITでも「ITトレンド」になるということです。

「ITトレンド」を考える際には「ニーズ」「期待感」の大きさを未来に向かう流れで読み取る目が大切です。
またそういう意味で「生成AI」は「ITトレンド」だと思っています。

ただ、他の「ITトレンド」と同じく、単なるツールなので生成したモノをどう使うかが大切です。
「生成AI」を使っている…だけでは、なにも変わらないし、もしかすると退化する場合もあります。

自分やみんなを「活かす」「楽にする」「幸せ」にするために「ITトレンド」と向き合いたいです。
講義後に受講者が「とても楽しかったです」と声をかけてくれました。自分もとても楽しかったです。