今年最後の研修・セミナーは愛知県商工会職員向けの「DX研修」でした。
愛知県商工会の職員向けということで、今年にお世話になった人たちがたくさん見えました。
愛知県に商工会は57カ所あるそうで、その内の31カ所を訪問させて頂いています。
いつの間にか知っている方達が増えているのも納得で、中には久々の方もみえて話せてよかったです。
テーマは「DX」ですが、純粋なデジタル化は半分、生成AIが半分という感じです。
商工会職員のデジタル化には二つの視点があり、「支援の留意点」と「内部の効率化」です。
「支援での活用」で大切なことは、相談者にデジタル化を「やってみよう!」と思ってもらうことです。
そのためには「デジタル技術」の話はそれほど必要ではなく、「どんな課題が解決されるか」が大切です。
特にデジタル化に取り組むメリットと取り組まないリスクを伝えることを意識しました。
相談者にボンヤリした概念を伝えても「やってみよう!」とは思ってもらえないので、具体的なイメージが必要です。
「内部の業務改善」は、職員の人たちに「自分事」にしてもらえる体験談がよいです。
商工会・商工会議所のように会員に平等にサービスを提供しないといけない場所はデジタル化が難しいです。
自分は商工会・商工会議所のデジタル化支援もさせていただくことも多いので、その体験が共感されるようです。
特にデジタル化で苦労している部分は商工会・商工会議所で共通なことが多いと感じます。
3時間たっぷり頂いたのに、例によって後半駆け足になってしまいました…。
今年最後の研修が上手くいってホッとしています。かみさんと来来亭でご苦労様会をしました。