2024年最後の相談対応は名古屋市新事業支援センターでした。
今年も各所でたくさんの相談対応をさせていただき、数えると延べ652件の相談を受けていました。
この652件の「相談」が自分の「ノウハウ蓄積」の場になっています。
この経験が積み上がれば積み上がるほど自分の対応範囲の広さと深さが鍛えられていきます。
一方でセミナーや研修の人に伝える機会も増えてきています。
今年も「ネット集客」「SNS活用」「DX推進」「生成AI」が多かったですが、いずれも相談での経験が活かされています。
10年ぐらい前にセミナーや研修の仕事を意識的に増やそうとしたことがあります。
それは露骨な話ですが相談対応に比べて「謝金」が良いからです。
ただ、すぐにセミナーや研修に仕事が偏る危険を感じました。
自分のセミナーや研修で喜んでもらえるのは「現場での体験談」です。アンケートなどからそれがわかっています。
「現場での体験談」につながる相談対応が減ると、途端にセミナーや研修の内容がチープになっていきました。
そして何より過去の知識を使い回している感じがして自分の話すモチベーションも下がっていきました。
当時仕事の比率が相談対応とセミナーや研修で「半々」までなったことがありました。
売上は上がりましたが「これはいかん」と慌てて軌道修正し相談対応「7」セミナーや研修が「3」ぐらいになんとか修正できました。
そんなわけで一年を通じて相談対応が多い時は、ノウハウという財産が蓄積されたと嬉しくなります。
そして、たくさんの相談者とつながりができたり深まったりするのは、もっと大きな財産です。




