自分が大切にしていることのひとつに「若手診断士に体験を伝えたい…」があります。
若手というのは年齢ではなく「独立間もない」もしくは「これから独立しようとする」人たちです。
このように言うと随分と上から目線で偉そうだなぁっ…て思います。
ただ、独立して20年経ちますが、未だにこの仕事を続けられているのは、「ある方」の言葉があるからです。
何回かこのブログにも書いていますが、ある公的支援機関の伝説の指導員の方です。
自分が「診断士として自分ができる」ことをまとめて、「仕事はありませんか?」と自分の売り込みに訪問した時の話です。
「宿澤さん、仕事取れないでしょ」といきなり言われました。
「そうです…。なぜですか?」と返すと「だって、目に”¥マーク”が浮き出ているから。」との言葉でした。
その時に「大切なのは受注よりまず人に会う」「今だけ、金だけ、自分だけはダメ」など自分が大切にしていることを学びました。
「その方」と話した時間は短いですが、でも自分にとって大切な「師匠」です。
その「恩送り」が「若手診断士に体験を伝えたい…」という気持ちになっています。
「診断士養成課程」の講師や「施策研究会」の世話役みたいなものその一環だと思っています。
また、「SNSでつながっている方」や「どこかで話を聴いたという方」から連絡を頂くことがあります。
いずれも診断士として「独立間もない」もしくは「これから独立しようとする」人たちです。
自分の考えに共感しての連絡はとても嬉しいことです。
体験をお伝えしても許されると思っています。体験は「よい」だけではなく「悪い」もあります。
このような方達とは、その後もよい関係を築けることが多いです。
年末年始にこのような方達と話す機会が何度かありました。よい時間を共有させてもらえています。