ある方から「本当に辛い」という連絡をもらい、ビジネスカウンセリング(個人コンサル)をしました。
何が辛いのかをお聴きすると「SNSをするのが本当に辛い…」ということでした。今回はInstagramです。

その方は高額のInstagramコンサルを受けていて、そこで得たことで元をとらなければ…と焦ってみえました。
ちなみに今から書くことは本人の了解をとってあります。

「SNSが辛い…」という相談は結構な数になります。
このような相談の方には、本当にその人のビジネスにSNSが必要なのかを一緒に考え不要なら「辞めましょう」と言います。

そもそもSNSが絶対的に必要なビジネスなんて存在しません。
SNSが辛くて心が削られてモチベーションが下がるのなら、SNSをやめて別の集客手段を考えれば良いのです。

SNSはソーシャルネットワーキングサービスで、人と人がつながるサービスです。
ビジネスで使うためのサービスではないです。ただ人とつながることはビジネスに良い影響を与えます。

そのためSNSがビジネスに役立つこともあるのです。目的と手段を逆転させてはいけないです。
あくまで「人とつながる」ことが目的で、「ビジネスに役立たせる」ことが目的ではないのです。

ただ、今回の相談者は別の理由もありました。
「フォローしたのに…」「コメントを返したのに…」といった「…したのに」に囚われてしまっていました。

「…したのに」というのは、その人に対する自分の行動への「見返り」を求めている時に出てしまう言葉です。
それを指摘すると「確かに…」と言われていました。

これはSNSだけではないですが、特にSNSは「見返り」を求めると辛くなる場所です。
それは行動が見えすぎてしまい何かと比較してしまうからです。

SNSは「他人の見返り」を求めるのではなく「自分の振り返り」の場所だと思っています。
「SNSが辛い」と思ったら、もしかして誰かと比較して自分を陥れていないかを考えるとよいと思います。