名古屋のIT企業に向けての「アイデア発想法」研修の2日目でした。
今回の「アイデア発想法」では、いろいろな生成AIの利用場面を演習で試せるように仕込みました。

ただ、実際に演習が始まるとそのタイミングで使うとよい生成AIサービスとプロンプトの助言になってしまいます。
結果、仕込んだ利用場面がなかなか披露できない状況になりました。

演習で困っている場面を最も助けてくれるサービスが最も印象に残ります。
研修としてはよかったのですが、せっかく仕込んだ「とっておき」が披露できないフラストレーションがたまりました。

講師側の単なる「わがまま」です。
ただ、次回以降の「アイデア発想法」研修に活かすためにいくつか備忘録としてメモっておきます。

ひとつは「ブレストの自動化」です。これは生成AIに勝手に議論をしてもらう方法の応用です。
参加者のプロフィールを設定し「気軽に意見を出し合ってください」と指示します。

また、ブレストなので「結論出すのではなく、他の人の意見も参考にして議論をしてください」とつけるとよいです。
留意点は、実際のブレスト前にすると「先入観」となってしまうことです。

ひとつは「ロジックツリーでの発想」です。ロジックツリーは深掘りなので相性がよいです。
留意点は生成AIで一気に深掘りしないことです。最近は一気に生成するモデルが流行っています。

しかし、自分のアイデアで構築するのであれば、段階での自分への振り返りが有効です。
ロジックツリーで段階的な深掘りに、必要に応じて生成AIを活用すれば、自分らしいツリーができます。

最後は「KJ法からの提案作成」で、「発想」だけではなく「収束」も有効です。
「グルーピングやそのタイトル、関係性を示す矢印を提案ストーリーに反映してください」と問いかけるとよいです。