名古屋市新事業支援センターのマネージャ業務の後、診断士の勉強会「施策研究会」でした。
「施策研究会」は、海外の販路開拓について学ばせていただきました。
実体験に基づいた非常に深い内容で、講師の方はこれまで培ったノウハウを惜しげもなく共有してくださいました。
とても価値ある時間だったので、研究会の最後に私が「総括」させて頂いた内容をメモしておきます。
海外の販路開拓については、日本国内の販路開拓以上に準備と緻密さが必要だと感じました。
講師の方は「準備8割、実行2割」ということを強調されていました。現地に行く前に日本でできることは非常に多いとのことです。
国内調査で仮説をしっかり立て、現地調査で仮説を検証する。これは私がよく行っているIT提案の流れと変わりません。
私もIT提案を行う際はまず様々な情報を集め、経営課題から提案に至る仮説を立てていきます。
この仮説が詳細であればあるほど、現地でのヒアリングでより多くの情報を得られます。
多くの得られた情報と新たに得た情報で仮説を微調整すれば、ほぼ最初の仮説と変わらない提案になるものです。
この仮説を立てる際の切り口や知識、ノウハウが非常に重要になります。
今回、講師の方はご自身の知識と経験から多くのことを教えてくださいました。非常に価値があるものだと感じます。
準備と緻密さが必要な理由については、海外は日本以上に「未知な領域」が多いということだと感じました。
「未知な領域」が多いほどリスクの想定が必要で、そのリスクの想定の範囲を広げる必要があります。
日本国内に比べて「未知の領域」が多いのが海外です。
そのリスクを想定するには生成AI等でリスクのアイデアを出してもらうのが有効だと感じました。
また、考えるだけではなく、先行して「大胆に動く」ことも大事だということでした。
今回の話を整理させて頂くと、「大胆に動く」ためには準備と緻密さが必要不可欠だということを再認識させて頂けました。



