名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。相変わらず熱心な相談者の方が訪ねてこられています。
いつも思うのですが、IT相談には大きく分けて2種類あると感じています。
IT相談では「何をするのかの相談(What)」と「どうやってするのかの相談(How)」があります。
「何をするのかの相談(What)」に関しては、正解というものがありません。
アイディアを発想しながら戦略的な視点を提案し、一緒に戦略を模索していくプロセスになります。
一方、「どうやってするのかの相談(How)」に関しては、発想を広げる戦略的な相談と違います。
問題を絞り込んで収束させ、原因を特定して解決に導くという対応が求められます。
この具体的な対応は自分自身が重視しているところです。
これをないがしろにしてしまうと、概念的なことしか言えない人になってしまいます。
…とは言っても、1時間の相談時間内で問題が常に解決できるわけではありません。
ネットワーク、ウェブサイト、SNSなどの設定に関しては、トライ&エラーで試さなければならないことも多いのです。
当然、思ったような動きにならず、暗礁に乗り上げることがあります。
せっかく相談に来ていただいたにもかかわらず、全く進捗がないということもあります。
そういう時に中途半端な感じで相談者を見送ると、私は「わかりやすく落ち込む」ようです。
そんな時、相談者の方に「ここまでまとめていただいたので、次に進めます」と慰めてもらっちゃいました…。
正直な気持ちとしては、どうせならズバリと解決して喜んでいただきたいです。
うまく相談で解決できなくても、毎回毎回相談に来てくれる人がたくさんいます。
その人たちのためにも、そして何より自分の気持ちとしても、もっとスキルを磨いてスッキリと帰ってもらいたいものです。




