名古屋市新事業支援センターでのマネージャ業務で、ある方から相談を受けた時の出来事です。
その方はとても仕事ができる経営者で、いつもバリバリと仕事を前進させながら継続的に相談にみえています。
今回もしっかりと進捗させながら相談にみえましたが、なんかいつもより元気がないように感じました。
「疲れているみたいですけどどうかされましたか?」と素直にきいてみました。
するといろいろなトラブルが同時多発的に起こって、その対応で疲れているかもしれないです…とのことでした。
この経営者は自分とよく似ているところのある方です。
どこが似ているかというと、自分の力で様々なことを対応しようとするところです。
自分もその傾向が強くかなりコントロールできるようになりましたが、今でも抱えすぎて疲れてしまう時があります。
そんな時に自分に問い掛ける言葉をそのまま投げかけてみました。
「いろんなことを全部自分のせいにして疲れていませんか?」という言葉です。
自分はこの言葉を自分に投げかけることで、少し重荷をコントロールきるようになりました。
ハッという顔をされて、頷かれていました。
そこで止めておけばいいのに、もう一つ自分に対しての止めの一言も発してしまいました。
「全部自分のせいにして、自分を責めるのは傲慢ですよね(笑)」です。
笑顔で「厳しいですね。きっと宿澤さんはいつも自分にそう言いかせているのでしょうね」と返されました。
全くその通りです。さらにその経営者は言われました。
「自分ならなんでも解決できると思うのは傲慢ですよね。神様じゃないし。あ、大仏様か…」
「違う!」と突っ込みましたが、いつもと同じ会話でホッコリしました。




