午前中は長久手市商工会、夜は「中小企業AI活用協会」のエキスパート仲間での意見交換でした。
皆極度のAIオタクで、本当は翌日の交流会のプレとしての打ち合わせでしたが、暴走での会話が楽しかったです。

いろいろな話がでましたが、「細かい指示でAIの思考を制約しない」に共感です。
人がAIにする指示が「プロンプト」です。

この「プロンプト」の精度を高めようというのがAI活用のポイントであるということはずっと言われています。
プロンプトエンジニアリングの名のもと、的確に伝えるために細かい指示を与えたりします。

ただ、最近は「推論モデル」が出てきたこともあって、プロンプトが多少雑でも十分な回答が得られるようになっています。
逆にプロンプトに制約条件を加えることがAIの思考自体を制約することになると感じていました。

エキスパート仲間も同じことを感じていたようです。
細かく指示(プロンプト)を出すことで、AIの思考の自由を不用意に奪ってしまうのです。

これは人に対する接し方と一緒です。
細かすぎる指示は人の「自分で考えて動く」という成長の機会を奪います。自由に考えて動ける指示の方が相手を成長させることは多いです。

もちろん「作業」の指示は、細かく指示をしないと望む作業とは違う形になってしまいます。
しかし、発想を拡げる「仕事」の依頼は、相手が自由に考えて動ける指示を出そうと改めて思いました。

自分も年齢が上がって経験が増えたからか、ついつい相談相手に自分の考えを細かく伝えすぎているかも…って振り返りました。
年齢的にも自分の考えを押し付ける「老害」にならないようにしたいです。

このAIオタクの人たちとの会話がこれほど楽しいのは、自分も少しそちらに足を踏み入れつつある…と実感しました。
1時間ほど酒を飲みながら(飲んでいるのは自分だけ汗)、会話をさかなに楽しい時間を過ごしました。