企業支援でアイデアを生み出す秘訣の話になりました。
アイデア発想が得意な人が時々いますが、その人たちは一見関連性のない物事を結びつける能力に長けていると感じます。

先日のIT専門相談の際に、ある経営者の方から「新しい商品開発のアイデアが出ないのです」という相談を受けました。
そこで普段の生活で目にするものと自社の製品を意図的に結びつけてみる「類比発想法」を伝えました。

アイデア発想が得意な人は無意識に無関係な物事をくっつけています。
ただ、苦手だからで発想できないのではなく、日常の「意識的な練習」でアイデア発想力すなわち「妄想力」が鍛えられます。

妄想力を鍛えるための意図的な練習方法として自分は3つを意識しています。
「日常の物事を別の文脈で考える習慣」「もし〜だったら…と仮定する思考」「意識的に異なる分野の知識を組み合わせる」ことです。

自分はこれらの練習をブログを書く際に実践していますが、無駄に「妄想力」が高まってしまいました…。
生成AIも、データ間の関連性を見出すことで新しい発想を生み出します。

しかし、人間の「妄想力」との決定的な違いは「意味づけ」にあると考えています。
生成AIは機械的に結び付けることで、膨大なアイデアを短時間で出してくれるヤツです。尊敬しています。

しかし、生成AIが出力した内容に「なぜそう考えたのか」という意味づけができるのは、まだ人間だけであると思います。
この「意味づけの力」こそが、「妄想力」を単なる「夢見」から意味ある「本物」にする人の創造性です。

意味のない要素を結びつける「妄想力」は、ビジネスの新たな可能性を広げる原動力となります。
そして、組織として「妄想力」を高めるには、「失敗を許容する文化」と「分野横断的な交流」が重要だと考えています。

日々の試行錯誤の中で、意味のないものをくっつけて意味をつくりだす「妄想力」を高めていきたいです。
それが、個人としても組織としても創造性の源泉となります。「妄想力」こそ「掛け算」です。