名古屋市新事業支援センターでのマネージャー業務でした。
「不安」についての話題になることが多かったです。特に創業関係です。

それがたとえ大好きでずっとやりたいテーマだとしても同じです。逆に不安はないという人の方が心配です。
もちろん「不安なんてないです!」という人もいます。

不安がない理由を伺ってみると、しっかり考えたから不安はないという場合もあります。
一方で、根拠のないバラ色の世界に憧れているだけの場合は心配になります。

不安を感じることは正常なことだと思っています。
大切なのは、その不安に対してどう向き合い、どう行動するかということで、3つほどあげてみます。

ひとつは「不安を書き出すこと」です。不安は漠然としていると大きく感じられます。
しかし、具体的に書き出してみると、対処できる問題と認識できることが多いです。

相談業務では、相談者の不安をホワイトボードに書き出すことがあります。
多くの相談者の方々が不安を書き出すことで状況を整理し、次の一歩を踏み出せるようになった例を見てきました。

また「勇気をもって相談する」ことも大切です。問題を一人で抱え込むと、視野が狭くなりがちです。
勇気を出して誰かに相談することで、新たな視点や解決策が見つけてもらえることも多いです。

最後に「まず、動いてみる」です。ヒトは時間がある時に不安になると考えています。
よい心理状態ではないですが、自分もいつも「不安」を忘れるために試行錯誤を繰り返している感じです。

不安を感じることは、新しいことに挑戦する際の自然な反応だと思います。
その不安に向き合うために、不安要因を書き出し勇気をもって相談することで、前進するヒントが見えると思います。