名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。久々にSNS関連の相談が多かったです。
今のSNSは昔のバズリと違い、本来の「人と人がつながること」に価値をおくツールになってきていると感じます。

生成AIの登場でコンテンツ作成が簡単になってきていますが、本質的なところは全く変わっていないと思うんです。
自分が少しSNSのコンテンツで意識していることが3つあります。

ひとつめが「サービス精神」を忘れない…です。SNSは「自分が嬉しいか?」が何より大事だと思っています。
楽しいコンテンツをつくるため、また継続するためにも自分自身が楽しむことが基本です。

でも同時に「相手が喜ぶか?」という気持ちも、心のどこかにおいておきたいものです。
これが「サービス精神」と呼ばれるものかもしれません。時には「二分刈り頭」にお酒をのせたいです。

ふたつめが「自己開示」で人とつながる…です。これは単に個人情報を晒すことではなく、自分らしさを表現することです。
自分の考えや価値観、失敗談や悩みを共有することで、共感してもらえることもあります。

自分らしくあることが、他者との本当のつながりを生み出します。
相談者が「SNSで失敗談を正直に話したら、かえって関係性が築けた」との話をしてくれました。

みっつめが「無駄許容」です。SNSは、すぐには成果が出ないことがほとんどです。
投稿を続けても反応がなく、虚しさを感じる人も多いようです。(自分の振り返りのためならばそんなこともないですが…。)

しかし、この「一見無駄に思える時間」を許容する姿勢が、SNSでの人とつながることになっていきます。
相談者が「全然フォロワーが増えない」と悩んでいました。

でも実はその方、自分の商品のことばかり投稿していて、見えない相手のことを意識していませんでした。
SNSでの発信は単なる情報発信ではなく、人とのつながりを作るコミュニケーション活動です。

「サービス精神」「自己開示」「無駄許容」という三つの要素を意識しながら、自分自身も楽しめる発信を心がけたいです。
SNSは、発信すればみられるものではありませんが、発信しなければ見られませんよね