今年も愛工大の「インターネットのビジネス活用」の講義がスタートしました。
これから7月の末まで全15回の講義を行います。今年で11年目に突入し、カリキュラムもだいぶ見直しを行いました。
見直しの要因はやはり生成AIです。
生成AIをカリキュラムの一コマとしたのがChatGPTが噂になった2022年で、まだ「AIを使うとダメになる」の意見が大勢を占めていました。
今回は15回のうち「生成AIの基礎」と「AIエージェント」の二コマで生成AIを取り入れる予定です。
それ以外の残りのコマでも脇役としてすべての講義で生成AIが出てきそうです。
また、講義内の演習で生成AIを使うことを明示的に推奨はしませんが、禁止もしません。
ただ、生成AIの回答をそのまま自分の回答とすることを厳禁としました
そのために「設問の工夫」や「対話での確認」を考えています。
例えば「段階的な質問」「説明を求める」「具体例の提示」「逆質問」「関連づけ」を対話で掘り下げれば、理解度がわかります。
ただ、そんなことも不要かもしれません。
自分としてはAIを「使う」「使わない」の議論なんかより、学生が自分を感動させてくれる回答を出してくれればよいです(笑)。
生成AIを使う意味は、生成AIにサポートしてもらい、よりよい成果物に向かって、自分自身の頭を捻ることです。
その生成AIとの向き合い方も、この15回の講義で学んでほしいと思っています。
自分も、生成AIと作業分担で、より頭を捻らないといけない部分が自分の分担して残ってきています。
結果として、さらに頭を捻るように追い込まれています。
これから生成AIを使うことが当たり前になっていくと思います。
その中で、しっかり頭を使って今の自分を超える成果物を作っていってほしいと思います。




