「システム開発における生産性向上」研修の流れを検討していました。
依頼企業との打ち合わせで方向性は決まっていますが、どのようなテキストや演習課題を作るかがテーマです。
頭をひねりながら「システム開発における生産性向上とは何か」について考えました。
細かいテクニックに走りすぎず、大きな視点で捉えると、「仕事の質を高める」「作業の効率を高める」の2つの重要なテーマが浮かびました。
また、今回の依頼ではもう一つ「演習で生成AIを使いたい」という要望もありました。
「仕事の質を高める」と「作業の効率を高める」、それぞれのテーマについて何を取り上げるか検討しました。
プロジェクトという視点で考えた時、「仕事の質を高める」ことは「リスクと向き合う」をテーマにしようと思いました。
もう一つの「作業の効率を高める」は、「時間短縮と向き合う」をテーマに設定しました。
プロジェクトの質を高める上で、様々なリスクが発生すれば当然質は低下していきます。
そのリスクとどのように向き合うかを考える必要があります。
具体的には「そもそもリスクとは何か」「リスクの事例」「リスクマネジメントの基本的考え方」で伝えようと思います。
これらを踏まえて、参加者の体験からリスクを棚卸しします。
このリスク棚卸しは発想力が必要になるため、この部分に生成AIを活用しようと考えています。
個人の経験や知識を拡張し、発想を広げるのに生成AIが非常に役立つからです。
また、「時間短縮と向き合う」は時間管理マトリックスの話から始め、生きた時間を使っているか? 「時間泥棒」をしていないか? などを振り返り棚卸しします。
作業効率化のアイデアを参加者全員で出し合う予定です。
この作業効率化の発想を広げる部分にも生成AIが活用できます。
今回は1日研修ですが、生産性向上というテーマで2つの側面をアイデア発想として掘り下げる形がみえてきました。




