午前中はZoomにて春日井商工会議所の専門家相談、午後からリアルに移動して春日井商工会議所でのITセミナーでした。
第1部はDX、第2部は生成AIで、両方に共通していたのは「いまさら聞けない」というキーワードです。

DXについては2020年頃から盛んに言われるようになり、それから約5年が経過しています。
DXという言葉自体が当たり前になってしまい、その新鮮さが失われてきているように感じます。

一方でDXがとても進んでいるか?と問われれば「そうではない」とも感じています。
ただ、DXにつながるデジタル化は着実に進展しています。

ペーパーレス化やワークフローシステムの導入などは、かなり進んでいると思います。
文字起こしや画像認識を活用した業務効率化、Google Workspace、Microsoft 365を活用したコラボレーション、Notionなどでのナレッジ蓄積など…です。

そして、そこに生成AIが加わることで、その進化が加速しそう…だと感じます。
既存業務のデジタル化からトランスフォーメーション(変革)につなげるかがこれからの課題なのかもしれません。

多くの情報がデジタル化されたことで、変革の下地はできていると考えられます。
それができれば、デジタル情報の活用という変革に向かって自然に進むことができると考えます。

そしてこの流れを後押ししているのが生成AIです。
生成AIの登場により、デジタル情報を蓄積するだけで何らかの変革を起こせるようになってきていると感じます。

大切なキーワードはビッグデータで、生成AIを活用することでそこから新たな価値が生まれやすくなります。
今後は蓄積された自分たちのデジタル情報を生成AIなどを活用して、どのように活かすかがポイントになってきます。

これはすなわちDX推進そのものです。
これまで「そんなのDXじゃない…」と言われながらも、愚直にデータ蓄積を行ってきた企業がDXする機会だと感じます。