長文で失礼します。

ミラサポでの専門家派遣でした。
8/13より運用ルールが変わり初めてのミラサポです。

非常に手間のかかる変更となっています。
その手間のかかる運用の面倒くささは、支援機関、事業者への負担になっています。

どんな仕組み(制度)であっても、問題はおきます。
問題がおきたら対応するのでは当然で、ミラサポのように国の施策であれば当然です。

しかし、その対応としてのルール変更にいくつか疑問が残ります。

ひとつめは、ルールの複雑化により支援機関、事業者の工数負担が増加しているということです。

作業の手間がかかるということは、それに伴って工数がかかるということです。
「生産性を上げよう」と努力している人たちにとって、今回のルール変更は逆行するものと感じるでしょう。
そもそも、その手間を時間をかけるなら「相談」に時間をかけたいです(;^_^A

ふたつめは、操作ミスなどからの情報漏えいがおきないだろうかということです。

確認などにメールのやりとりが発生しますが、万が一操作を間違えると情報漏えいの可能性があります。

これまではミラサポのサイト内で手順は完結していました(これも面倒でしたが・・・)。
それにサイト外のメールが手順に加わったことで、想定できないリスクが発生する可能性があります。
短期間でのルール変更検討でそこまでリスクの想定ができているか疑問です。

みっつめは、確認のプロセスに「写真」が使われているということです。

「写真」はそもそも証拠能力を失いつつあります。
加工が容易にでき、写真のプロパティであるExif情報も編集可能です。
また「写真」には情報が多く映るので、万が一漏えいした時の対策が明確か心配です。

最後に、運用ルール変更の説明が十分でなく納得感がないままの運用になっていることです。

強制的な運用ルール変更の変更は利用者の不満を招きます(システム導入の常識)
そのため、ルール変更の背景など説明を十分行うのが鉄則です。
今回は、ルール変更の「やり方」の説明はあっても、ルール変更の「背景」の説明はありません。
その結果、このルール変更で問題は解決できるのか納得できないままの運用になってます。

以上の4点より、今回のミラサポ運用ルールの変更に関しては、疑問が残ってしまいます。