パオパオの体調がよくて先生に許可をもらえたので、長浜まで旅行に来ています。

実はパオパオのガンの疑いが濃厚になった8月末に来るはずだった旅行です。
泊まる予定だったホテルは「レジ―ナリゾートびわ湖長浜」でしたが、事情を話したら直前なのにキャンセル料をなしにしてくれました。

8月時点では「もうパオパオと旅行は行けなさそうだけど、万が一行けることになったらお礼を兼ねて『レジ―ナ長浜』にいこう!」と話していました。
すると、中被膜腫瘍と特定がほぼ不可能なガンを見つけてくださり、その後の抗がん剤治療も効果抜群で旅行に行けることになりました。

もちろん、旅行中のいろいろな制約はありますが、ここまでこれたのは奇跡的なことなのでものすごく嬉しいです。

パオパオは言葉は話せませんが、言葉は理解できます。
いつもの「病院いくよ」と違って、「旅行行くよ」に言葉に敏感に反応して、全身で喜びを表現していました。

制約の一つに「疲れさせないこと」があったので、行く場所は限定一か所です。
そこで言ったのが紅葉のシーズン(ちょっと遅いですが…)なので「鶏足寺」に行きました。

最近は以前のように外には行けないので、パオパオは寂しそうに窓の外を眺めていることが多いのです。
でも、今回は見たことのないような紅葉の鮮やかさを見て、キョロキョロ周りを見渡しています。

疲れるといけないので、「抱っこ」および「カート」で移動していると、「わたし歩けます 降ろしてください」という意味で「ワン!」と吠えます。
元気な証拠です。

今回の旅行はとても大切な時間です。
時間は「限られた状態」になると、本当の意味で優先順位が明確になる気がしました。