高浜市商工会で専門家派遣に呼んでいただきました。
今、自分はいろいろな商工会・商工会議所にお邪魔することが多いですが、そんな時に微笑しいのが経営者さんと経営指導員さんとの関係です。
「本当に信頼し合っているなぁ」と感じる会話が展開されているのです。
実は自分も独立開業をした時に、ある経営指導員さんにとても助けられました。
今、商工会や商工会議所に恩返ししたいという気持ちは、その当時に助けられたことに起因します。
自分は今は支援という立場にいますが、自分も当然「独立開業」したての時は、仕事などありませんでした。
中小企業診断士なので、まずは商工会や商工会議所に「仕事ください」と営業に行っていたのを覚えています。
そんな時に名古屋商工会議所のある経営指導員さんに言われた事が、自分を大きく変えてくれたと感謝しています。
よくブログに書いているやりとりですが…。
その方に「宿澤さんは仕事がとれないでしょ。だって目に¥マークが浮き出ているからね。」と言われました。
確かに当時は、受注(売上)が欲しくて、必死に「自分は〇〇ができます」と訴えていたと思います。
その時に経営指導員さんに言われたのが「まず人に会いなさい。運よく仕事がもらえたら誠実に行いなさい。そして待ちなさい」です。
それから目標が「売上」ではなく「人に会う回数」に変わりました。
その結果、自然と「売上」が上がっていきました。
その後もその経営指導員さんは、いろいろと気にかけてくれていました。
よくその方は雪駄で会員さん企業を回っていたようですが、夏の暑い日に金山で偶然お会いました(やっぱり雪駄で歩いていました)。
「宿澤さん、どう?」と聞かれたので、「おかげさまで忙しくさせていただいています」と答えました。
すると「よかったね」と言ってくださいました。
その方はもう定年退職をされましたが、その方との楽しい会話を今でも思い出します。
‥なので、経営者さんと経営指導員さんが信頼関係が伝わる会話の様子を見ると、自分の当時のことを思い出してホッコリします。