あいち機構での相談の日でした。

よくあるのですが、「~でなければいけない」と正論を言われて、困って立ち止まってしまう人が、(また)相談にみえました。
そういう正論を言ってしまうのでは士業の「先生」とか、経営者の「先輩」とかが多いと感じます。

自分も「~士」なので、「正論」の振りかざしには、気を付けなければいけないところです。

経験と知識が豊富な「先生」「先輩」に言われたので、不安になり、混乱して動けくなってしまったとのことでした。
たしかに、知識に裏付けされた「正論」をかざされてしまうと「自分は何をすれば…」と思い込んでしまう気持ちもわかります。

助言系ビジネスの基本は「相手の話を聴くこと」ですが、それは「相手がどうしたいのかを理解する」ことが必要です。
相手の話を聴いただけで「きっと、そうだろう」と、相手を理解せずに自分の「正論」をかざすのは危険ですね。

正論を言われて困って立ち止まり疲れ切った相談者が、「少しやることがみえました!」と顔が明るくなってくれれば、それが嬉しいです。

もしかして、自分自身も気付かないうちに、「(自分の価値観による)正論」の振りかざしで、誰かを混乱に落とし込んでいる可能性は高いです。
その「罪滅ぼし」になれば嬉しいです。