偶然ですが、4月から同じようなテーマの仕事が一気に3件増えます。
いわゆるユーザー系企業の「ひとり情シス様」支援です。
その打合せに依頼をいただいた企業様を訪問し、対応内容の説明をさせていただきました。

「ひとり情シス様」とは中小企業では比較的多いです。
システム担当者が一人しかおらず、その方にIT関連の仕事が集中してしまう状況です。
作業量だけの問題ではなく、システムトラブルなどからのプレッシャーやストレスは大きいです。

実際に依頼は、中小企業だけではなく、支援団体などからも頂いています。
詳細はそれぞれの契約で異なりますが、基本的に毎月一回訪問し、以下を行います。

・ITに関する必要情報の情報提供(セキュリティ)
・IT活用・運用ルールの作成の支援(セキュリティポリシーなど)
・IT活用・構築に関わる組織内の人材育成(IT勉強会など)
・ITベンダーとのやり取りの支援(見積の読解、トラブル切分)

偶然とはいえ、同じようなテーマでの仕事の依頼が続くには、必ず背景があります。

まだ言葉自体はバズワードだと思っていますが、DX視点でのIT活用は一例です。
実は次年度は「中小企業に特化したDX推進セミナー」の依頼が公的機関から何件かきています。

今、ボンヤリしたキーワードが幾重にも重なった結果、多くの企業でIT活用のあるべき姿が見えなくなっています。
それが、このタイミングで「ひとり情シス様支援」が増えている理由ではないかと感じています。

この役割に大切なスキルは「IT技術の知識」だけではありません。
むしろ大切なスキルは「カウンセリングスキル」と「ロジカルコミュニケーションスキル」だと感じます。

よくブログに書いていますが「ひとり情シス様」の苦悩があります。
社内システムは「動いていて当たり前、ダウンしたら苦情の嵐」です。

それに晒される「ひとり情シス様」の心的ストレスは並大抵のことではありません。
その支援にはITを理解した上でのカウンセリングスキルが大切だと感じます。

今の自分にできることは小さいですが、自分しかできない中小企業支援をしていきたいと思います。

説明が終わって、移動の途中で久々の牧野ヶ池緑地で、少しボーっとしていました。

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