ふたつのIT企業様の階層別研修の内容のすり合わせをしていました。

ひとつ目のIT企業様は、これまでも階層別研修を担当させていただいていますが、今年度は「トリプルシンキング」が主テーマと決定しました。
これまで、「プロジェクトマネジメント」「チームビルディング」「レビュー技法」「見積もり技法」など、ITプロジェクトに関わるテーマが多かったです。

今回は事前ヒアリングの段階では「要件定義」「トリプルシンキング」の二つのテーマがあり、どちらを主とするかの議論がありました。

「要件定義」を進める上での手法として「トリプルシンキング」を取りあげるのか、「トリプルシンキング」の活用場面に「要件定義」を持ってくるのか…。
「どっちにしても本質的なテーマは変わりないですよね」というお客様の指摘で、あっさり結論に至りました(⌒▽⌒)」

まさしく「議論している課題自体を疑う」ことで話はいっきに進みました。
そんな大袈裟なモノでもないですね、冗談です。

ただ、「トリプルシンキング」のうち「指示された課題をきちんと掘り下げて整理して伝える」という「ロジカルシンキング」は変わらず重要です。
しかし「そもそも課題は正しいのか?」と自分自身で考え、目標設定(課題再定義)を行う「クリティカルシンキング」の重要性が増していると感じます。

今年度は「トリプルシンキング」に関する研修が増える傾向が顕著です。
これは、コロナによって環境変化が激しくなっている中「指示されたことを行う」だけではなく、「指示自体が正しいのか?」を一人一人が考える必要が出てきたからだと思います。

一方、ふたつ目のIT企業様は、今年度から階層別研修を担当させていただきます。
今、研修ロードマップを練っていますが、1から作り上げる上で「発想の拡がり(ラテラルシンキング)」を忘れない様にしたいです。

ここしばらく、研修の流れをひたすらiPadで描きながら整理することが多いです。

町の桜が綺麗で癒されます。
こうやって見えるのも、今週いっぱいですかね。