最近よくブログに書いていますが「DX」「トリプルシンキング」など、バズワードっぽい言葉と日々向かい合うことが増えています。
ただ「それってバズワードでしょ」って言ってしまうとそこまでですが、自分なりに考えて落とし込んでいくと、その本質的な大切さがわかる場合も多いです。
昔、流行った「Web2.0(懐かしい…)」などと同じく、それが当たり前になり、役割を終えたら消えていくのがバズワードだと思います。
例えば「クラウド」や「IoT」って言葉がありますが、あまりの流行っぷりに最初はバズワードかと思いました。
しかし、今ではどちらもしっかりと世の中に定着しています。
消えていくバズワード、定着する言葉で「何が違うのかなぁ」ってマッコリを飲みながらボンヤリ考えていました。
そのヒントは「単なる現象」なのか、それとも「実体があるモノ」なのかの違いかと思いました。
「単なる現象」で、やがて消えるかもしれない言葉であっても、それがみんなの実感できる「世の中の流れ(トレンド)」であれば「名称」が必要になります。
いちいち、それを説明する時に面倒くさいからです。
「DX」「トリプルシンキング」はバズワードかもしれませんが、逆に言えば「世の中の流れ(トレンド)」として重要な意味を持っていると思います。
…さもないと「名称」がついて、それがバズるなんてことはないですね。
何らかの変化(トレンド)を表しているので、「それってバズワードでしょ」って切り捨てると時代に取り残される可能性もあります。
トレンドの本質を抑えて取り入れたら、言葉自体はさっさと忘れていいと思います。
それがバズワードの宿命です。
余談ですが、冒頭のバズワード「Web2.0」は、HPをベンダーに頼まなくても、みんながブログやSNSで情報を発信できる様になった現象を言います。
2005年に発祥し、その後2年間ほど流行しらしいですが、若い人はそんな言葉に接した記憶すらないですよね。
ただ、自分の個人的な感想ですが、小数点付きの数字がつくとバージョンアップ感があって、バズワードになりやすいですね。
例えば「インダストリー5.0」とか「コミュニケーション2.0」とかですね。