名古屋商工会議所のIT専門相談でした。
以前に相談に見えた方で、文章を書くこと自体は苦手な方ではないので、情報発信の手段として「ブログ」をお勧めしました。
しかし、その方はいろいろと考えて「自分がブログで世に発信することなんか、とてもないです」と思ったそうです。
ビジネスブログの場合は「専門的な情報を発信し、それに関心がある人に読者になってもらう」のが一般的な使い方です。
そういう意味では、その方が情報発信をする際に躊躇する理由も理解できます。
ただ、ブログは「ビジネスブログ」だけではなく、もう一つ「日記ブログ」があります。
「日記ブログ」はビジネスに繋がりにくい印象がありますが、そうでもありません。
自分のブログは、自分の近況や感じたことを素直に書く「日記ブログ」です。
実は、今の自分への仕事の依頼の多くはここから来ています。
自分の日記ブログは、自分自身の上手くいったことも書きますが、失敗談も多いです(そっちの方が多いかも…)。
ただ、その失敗に至るプロセス、次に同じ失敗をしない工夫をかきつづけています。
その試行錯誤の様子を読んでくださっている方は関心を持ってくれているようです。
人はプロセスに自分を重ね、同じような人に共感を覚えると感じます。
自分のように「一言で自分の仕事への取組姿勢を語れない」場合は、正直にブログに書き続けるしかないと考えています。
一瞬の自己紹介は誤魔化すこともできてしまいますが、何年も書き続けるブログで自分を誤魔化し続けることはできないです。
さらに、コンサルという仕事の特性もあると思いますが、仕事の依頼を頂く方はかなり遡って自分のブログを読んでくださっている方も多いです。
話がズレましたが、自分自身を正直に話し続けるブログは、とても強い営業ツールだと思います。
その正直に話す内容は「成功事例」「専門知識」である必要はありません。
自分のもがいている様子を正直に発信し、そこに共感してくださる方と繋がれれば、それでよいと思います。
名古屋商工会議所が終わってから、SWOT分析の支援でした。SWOT分析後のクロスSWOTで会社のビジョンに加えるべきアイデアを出し合いました。よいアイデアがたくさん出ていたので、そのつながりを検討すると方向性が見えてくるのではないかと思います。
夜の散歩でまだ桜が頑張って咲いている場所がありました。