長文の小難しい話になってスミマセン。
名古屋商工会議所でのIT専門相談でした。
新規、リピートの方達のバランスがよく、刺激的でかつ癒やされる一日でした。
最近、DX関連の相談が顕著に増えています。
それは大企業だけではなく、小規模事業者、個人事業主にも共通することです。
詳しくは書けないですが、情報共有視点からのDXの相談がありました。
3つのポイントがありました。
1つ目のポイントですが、DXに向かって現状がどの段階なのかということです。
第一段階:情報をデジタル化する
第二段階:業務の流れをデジタル化する
第三段階:デジタル化でビジネスに新しい価値を生み出す
今回の相談では、「第一段階」は実現しているのですが、「第二段階」の途中という感じでした。
世間一般でいわれているDXは「第三段階」だけを指すことが多いです。
「第三段階」にいくには「第一段階」や「第二段階」が必要です。
小さくスタートして、その成功体験を積み上げることで社内の参画意識や納得が得られます。
2つ目のポイントは情報共有視点からのDXなので「ストック情報」と「フロー情報」の視点も大切です。
「ストック情報」とは日報や企画書といった蓄積される情報です。
「フロー情報」とは報連相やワークフローといった流れていく情報です。
それぞれの共有では「ストック情報」は「品質」、「フロー情報」が「鮮度」が重要です。
それを理解した上でのデジタル化(ここは特にツール選び)を行います。
3つ目のポイントが「情報」という経営資源の理解です。
よく言われる「ヒト、モノ、カネ」といった目に見える経営資源は、使うと消耗していきます。
一方の「情報」は目に見えない経営資源で、使えば使うほど洗練されていきます。
そして目に見える経営資源(ヒト、モノ、カネ)は経営者の関心も高いですが、目に見えない経営資源(情報)は、ITへの苦手意識もあって経営者も見落としがちです。
情報とITは本来関係ないですが、ここはなぜか繋がってネガティブな方向にいっています。
これが、今の環境でDXを考えないといけない本質的な理由だと考えています。
DXはビジネスモデルの強みをITで強化して付加価値に変えることなので、経営視点です。
DXは、経営者の方々に経営視点でIT活用に関心を持ってください…というメッセージかもしれないですね。
そういう意味ではDX関連の経営相談が増えてきたのは嬉しいことです。
伏見のお弁当屋さんで「味噌豚炒め弁当」で、安定の美味しさでした。