関与先で「IT推進会議(若手ITリーダー勉強会)」でした。
業務の効率化を目指して、ツール選定や運用方法といったデジタル化の仕組み作りをみんなで行っています。
20人程の若手ITリーダーが参加され、小さな成功体験を積み上げていくための会議ですので、DXに繋がっていきますね。
デジタル化(IT活用)を検討する際の「あるある」があります。
議論を進めているうちに「IT推進会議」で決める範囲を超えており、それに気づかずに議論を進めている時があります。
気づかずに議論をしているので、堂々巡りになっていることにも気づきません。
「何か、堂々巡りしているなぁ」と気付く人もいますが、議論が白熱すればするほど堂々巡りに拍車がかかります。
今回の「IT推進会議」は、ツール選定や運用方法を決めることが目的ですが、いつの間にか「管理職の役割」の話に陥っていました。
これはよくあるパターンで、「管理職承認はどこまでチェックするのか?」からジャングルに迷い込んでいきます。
「管理職承認はどこまでチェックするのか?」は2つのテーマが紛れ込んでいます。
一つは「管理職承認の機能は必要か」で、もう一つは「管理職は内容をどこまでチェックするか」です。
「管理職承認の機能は必要か」は「IT推進会議」で決めるべきですが、「管理職は内容をどこまでチェックするか」は管理職の役割の話で経営テーマです。
これを一緒に議論するとジャングルに迷い込んでいくわけです。
デジタル化(IT活用)は、経営・運営のツール活用です。
ツール活用を議論する上で、より本質的な経営・運営の議論になるのは自然の流れかもしれません。
その場合は、その会議に経営・運営の責任者が出席していることが必要です。
経営・運営の責任者が参加していない会議で、経営・運営のあり方を議論しても「堂々巡り」になってしまいますね。
デジタル化(IT活用)は、経営・運営との境目が曖昧になりやすいので注意が必要です。
ただ、経営・運営への「提言・提案」はできますので、そこを目指すのは一つの方法です。
その場合は「提言・提案」という会議の目的をファシリテータが明確にして、共通認識してもらう必要がありますね。
天気が良くて気持ちよかったです。
晩ご飯は、サクッと「ほっともっとの幕の内弁当」です。