大阪のIT企業様で階層別研修が始まりました。
GM、リーダー、中堅社員、若手社員といずれもテーマは「トリプルシンキング」で、サブタイトルは「変化の激しい世の中に必要な考え方とは」です。
その最初は「GM」向け研修です(いつも最初なのでGMの方々には実験台みたいで恐縮です)
コンサル(特にコンサルではこの考え方なしではやっていけない…)やミニセミナーではほぼ常設テーマですが、1日研修は今回が初めてです。
元々、このIT企業様からの依頼で企画、テキスト作成をした背景があります。
大変でしたが、ワクワクしながらコンテンツ作成ができました。
- 今の変化の激しい世の中でおきていることには以下のようなことがあります。
- 常識が非常識に変わっている。
- 固定観念、既成概念に囚われない思考、情報収集・整理、意思決定のス・ピードアップが求められる。
- 関連する人、出来事、トレンド、技術・・・ 「想定の範囲内」を拡大する。
- 多様化する価値観の中での同意や合意の難しさも表面化してきている。
- 定義された(与えられた)課題自体がすでに古くなっている(優先順位がかわっている)こともある。
そのため、これまで重視されてきた思考法は「ロジカルシンキング(論理的思考)」でした。
ロジカルシンキングは定義された課題に対して、より正確に情報収集・整理して、意思決定につなげたり、メッセージを作ったりする思考法です。
変化の激しい世の中でもロジカルシンキングの重要性は変わらず、むしろ重要度はさらに増している感じです。
しかし、ロジカルシンキングだけでは対応しきれない場面も増えてきてきています。
そこでトリプルシンキングの話になり、これは決して新しい思考方法ではありません。
これまで存在した3つの思考法を組み合わせて、問題発見、課題定義、意思決定、メッセージ構築をしていこうというモノです。
3つの思考法とは、まずは「クリティカルシンキング」で、課題へ疑問を持ち、思い込みを気づいて排除する思考法です。
課題へ「これでよいの?」「本当に?」と問いかける思考法とも言えます。
次の「ラテラルシンキング」は自由な発想で固定観念を打ち破ってアイデアを出す思考法です。
課題を「他には?」で拡げる思考法とも言えます。
最後の「ロジカルシンキング」は課題解決に向け、情報整理してメッセージをつくる思考法です。
課題を「なぜ?」「それで?」で深める思考法とも言えます。
流石に3つの思考法を1日で行うのは受講する側は大変です。
「演習」をだいぶ飛ばすことになってしまいました。
ただ、自分も興味のある(コンサル場面で多用できる)のでテーマなので、1日研修(内容を削る)、2日研修(演習を増やす)の表面で整備しようと決意しました。
「変化の激しい世の中に必要な考え方」は、誰にとっても必要な考え方です。
かなり、宿澤の現場の体験が入っている「トリプルシンキング」ですが、次年度は少し研修提案に入れ込もうと思います。
お昼は前日のスーパーで買った「チョレギサラダ」&「肉じゃが」です。
リモートの場合は、速攻で食べて20分の昼寝をします。