ある企業様の「IT活用方向性の合意会議」に参加しました。

「IT活用」はそれ自体が主役ではなく、経営課題を解決するツール(道具)としての位置付けは変わりません。
しかし「IT活用」の議論から、「経営課題」が見つけられる場合は多いです。

「IT活用」は、どちらかというと仕事における表層(作業)の議論です。
しかし、表層(作業)の議論ゆえに、そこを掘り下げていくと「経営課題」の根幹が見える場合も多いです。

「あ、出血している」と表面上の血を拭き取っても出血が止まらず、実は奥に隠れていた出血原因の「嫌な病巣」が見つかってしまう状況みたいな感じです。

「IT活用」と「経営課題」は繋げて検討するのが本来のあるべき姿です。
しかし、その場合は「経営課題」の議論が先です。

「経営課題」の議論を掘り下げることで「IT活用」の議論が実現性・具体性を持っていきます。
「経営課題」をほっといて「IT活用」のみの議論しても、その結論は机上の空論になる可能性は高いです。

ただ、これまではあまり「経営」と「IT」を絡めての議論がされないことが多かったです。

ここにきて増えているのは、「DX」というキーワードがあちこちでで語られているのと少しは関係しているかもしれませんね。
相変わらず「DX」は誤解が多い感じることが多いですが…

どちらにしても「IT活用」の議論から「経営課題」が炙り出されるのは良い傾向だと思います。

そして「議論」を重ねるだけではなく、動き出すことで見えることが多いのが「IT活用」の特徴です。
「IT活用」は、小さな成功体験を重ねる方が大切と言われるのがよくわかります。

石川橋の川辺を散歩して、気持ちをリフレッシュして事務所に戻ってきました。
頭を切り替える時間は大切です。

午後から来年早々に行われるIT企業様の「アイデア発想展開法」研修のミーティングをTeamsで行いました。

Teamsにもブレイクアウトセッションはありますが、自分はその企業様のネットワークにゲストとして参加するのでブレイクアウトのコントロールはできません。
結果として、グループ数分の会議(部屋)を作っておいて、講師が会議(部屋)を移動するという方法になります。

しかし、初めて知ったのですがTeamsは4会議(部屋)までしか開くことができないとのことでした。
メインの講義部屋がひとつ必要なので、他に各グループ部屋は3つまでしか開けないことになります。
ただ、同じアカウントで別マシンのTeamsに入れば、さらに4画面開けるとのことです。

実験を行いましたが、SurfacePro8のTeamsをメインに、SurfacePro7のTeamsを追加で運用すればチーム数が3つを超えてもいけそうです。
オンライン研修が上手くいくかどうかは、事前のツールごとの特徴の検証が必要になります。
この検証作業は、自分的には意外と好きです。

そして、コロナが落ち着いた雰囲気の世の中ですが、研修はオンラインでの実施要望が多いです。
コロナに対するリスクマネジメントもありますが、対面と同じ研修効果が得られるのであれば、オンライン研修の方が効率的という認識が増えてきたのでしょうね。

自分的にはやっぱり対面研修が好きですが、オンライン研修のスキルは身に付けていき続けたいと思います。

夜は鍋焼きうどんを食べてもうひと頑張り。
週末に向けて、少しでも前倒しに進めておかないといけない「ビジネスプラン審査」を進めました。
年末に向けて気合いを入れて乗り切りたいです。