あいち機構でのマネージャ相談でした。
相変わらず「DX」関連の話題が多いです。

「DX」は1社だけの課題ではありません。
1社だけが「すごいDX」を実現したとしても、周りの取引先がDX(デジタル)化されていなければ、効果はとても部分的です。

つまり「DX」は社会的課題だと考えています。
「2025年の崖」は、DXができている・できていない「企業間の崖」ではないと考えています。
それは「社会全体の崖」で、企業も含む社会(みんな)が幸せになっているのかという命題を突きつけられている気がします。

「DXって一言で言うとなんなの?」ってきかれることも多いです。
「DXはデジタル技術がみんなを幸せに変化させること」って、ストルターマン教授の言葉を意訳して答えています。

デジタル技術はあくまでもツールの話なので、「みんなを幸せに変化させる」が大切だと思います。
「みんな」というのは、経営者、社員、家族、地域など広い視点でとらえています。

たとえばコミュニケーションなどもデジタル化によって、新たな形での「人のつながりの変化」が起きています。
これも「DX」です。

ただ、「DX」で大事なことは、変化によって「みんなを幸せ」になっているかだと思います。
例えば、デジタル化による「人のつながりの変化」が実現できても、それが「みんなを不幸」にしていたら、「DX」とは言えないと考えます。

「DX」って言葉が、来年の今頃も存在をしているのかどうかはわかりません(施策の名前に入っていたりするからつづいているかなぁ)。
なんせ、実体がない「概念」の言葉だからです。

ただ「デジタル技術がみんなを幸せに変化させる」という取り組みは進めていくことが必要です。

よくブログにも書いていますが、自分は「自分が幸せ」になりたいです。
ただ、1人での幸せは長くは続くかないので、「みんなで幸せ」になりたいと思っています。

「自分が幸せ」「みんなで幸せ」になるために、「自分(自社)の在り方」や「みんな(関係する人たち)とのつながり」を、デジタル技術を使ってどう変化させるのか?が考えることが大切だと思います。

余談ですが「肉まん」と「ピザまん」が並ぶと「紅白まんじゅう」みたいでかわいいです。
「紅白」ではないですけど^^