ポイント:有限会社設立、資本金払込口座、別段口座、払込証明書、登記申請、商業登記簿謄本
【注意】 この情報はすでに古くなっております。 会社設立に関する相談は、司法書士 渡辺良武事務所(名古屋)まで、お気軽にお問合せ下さい。
定款の認証に要する時間は1時間程度です。定款の認証が完了しその足でメイン銀行に向かい、出資金の払込口座を作成しました。口座作成に必要な書類は以下となります。
●出資払込事務取扱委託書
銀行でもらえます。事前にもらっておく方がよいが、記述部分はそんなにないので、その場で用紙をもらって書いてもいいです。
●出資金払込口座作成費用
参考にした本に記載された金額と実際の金額が異なっていたので、金額は銀行にてご確認ください。
●定款写(公証人の認証のあるもの)
●取締役個人の印鑑証明書(代表者の分1通)
口座は別段口座になるので、ATMでの払込ができ ません。窓口で払込用紙に記入するのですが、別段口座の口座種別は、「その他」になっていることがあるため、払込をしてくれる出資者には説明をしておくことをお勧め します。払込期日は自由に設定できますが、1週間は余裕をもって設定することが望ましいでしょう。 できれば出資依頼書を作成し、各出資者に払込のお願いをしたほうが良いと思います。
あとは、出資者のみなさんが心変わりをせず、出資金を払い込んでくれることを、感謝の念をこめて、ひたすら待ちます。払込期日がきたら、銀行で「払込証明書」をもらいます。これがそろえば、法務局に登記申請するための準備が整います。登記申請に必要な書類は以下のようになります。
●取締役個人の印鑑登録証明
取締役の人数分が必要です。
●払込金保管証明書
出資金が定款に定められた金額振り込まれたかを証明する書類です。銀行で発行されます。
●登記簿用紙(OCR用紙)
用紙は法務局でもらえます。プリンターもしくはタイプライターで作成せねばならず、位置あわせが結構面倒くさいです。Wordで作成し、印刷しました。自分の調整した部分を一応記述します。再度、自分のプリンターで実際に印字して確認してください。
余白:上26mm、下35mm、左28mm、右18mm、文字数:44文字、行数:27行
●印鑑届出(改印)書
用紙は法務局でもらえます。事前にもらっておき、記述しておくことをお勧めします。
●設立登記申請書
登記を申請する書類です。Wordで作成しました。
●調査報告書
全額出資されたか、現物出資がある場合は現物が適正な評価か調査した結果を報告する書類です。Wordで作成しました。
●定款写(公証人の認証のあるもの)
●登録免許税(6万)
今回は、あくまで申請であり、登記完了は、時期にもよるが1〜2週間ほどかかります。この時、書類に不備があれば呼び出されます。
登記完了予定日に再度、名古屋法務局にいきました。不備の連絡がなければ登記は完了しています。ちなみに登記日は登記を申請した日となります。お日柄を気にする人は注意が必要です。法務局で商号調査をすると、新規追加の部分に 自分たちの会社名が記載されているはずです。
商業登記簿謄本(全部履行証明書)、印鑑証明書を必要枚数に応じて申請取得することになります。この後、税務署や県税事務署、社会保険事務所、銀行での口座開設時に必要 なので、必要な部数を取得しておきます。コピーで済む場所もあるので事前に何枚必要か確認をしておくことをお勧めします。
次の書類のWord形式でのヒナ型があります。関心のある方は問い合わせをしてください。
・登記簿用紙(OCR用紙)
・設立登記申請書
・調査報告書
次回は銀行での法人口座開設、税務署への申請などを中心に述べます。
関連コラム
有限会社設立手順その3(登記後の手続き)2004年7月5日記述
有限会社設立手順その2(会社登記まで)2004年6月28日記述
有限会社設立手順その1(定款認証まで)2004年6月21日記述
2004年6月28日 宿澤直正 記
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