マザー・テレサさん が「人はしばしば不合理で、 非論理的で、自己中心的です。 それでも許しなさい。」 と言っているそうです。
完璧でないから人間なんでよね。

それにしても「人は不合理で、非論理的で、自己中心的」ていう言葉。
うん、自分も間違いなくそうだと思います。

「不合理」は道理に合わず、また論理的にも筋が通らない矛盾のことです。
そんなの当たり前です。
いつも、冷静に論理的に思考でき、判断できる人は、自分は想像もつきません。
ロボットじゃないかと思います。

「非論理的」も近い言葉です。
「非論理的」とは、論理に合っていないさま、筋道が通っていないさまです。

不思議なのは、自分は「論理的」だと思っている人ほど、「非論理的」であることが多いです。
そういう人の話は論理の飛躍が目立つのですが、本人の頭の中では論理の飛躍はないのでしょうね。
論理整然と思考しているのですが、それを表現する際に飛んじゃうのだと思います。

「自己中心的」は自分を客観視することや、自分とは異なる価値観があることを理解することが苦手な状態です。
そうではないけないと思いつつも、いつのまにか自分の価値観を中心に据えてしまっています。

自分の意見なんて、人の数だけある意見のひとつにすぎません。
それに特別感を感じている人は、間違いなく「自己中心的」なんでしょうね。

自分も振り返ると「不合理で、非論理的で、自己中心的」の部分が往々になります。
嫌になっちゃいますね。

マザー・テレサさんの言葉からちょっと変えて「 自分はしばしば不合理で、 非論理的で、自己中心的です。 それでも自分を許しなさい。」になるのでしょうね。