新入社員研修のメイン講師として自分の担当分「コンピュータ概論」「システム開発と運用」が終わりました。
これからもサポート、講師の補助として関わらさせていただきます。

まずは、メイン講師としての責任を果たせてホッとしています。
そこで感じたことを伝えたいと思います。

自分がSEにとって大切だと思う資質、姿勢がいくつかかります。

その一つは、簡単に「他人に聞いて済ましてしまおう」と思わない人です。
要領のいいひとで「とりあえず人に聴いて早く解決してしまう」という人がいます。

納期を守るという視点では大切な要素なのかもしれません。
しかし、そういう要領がいいだけのひとがSEとして大成した人を見たことがありません。

ソフトウェア開発の現場でも「とりあえず人に聴いて早く解決してしまう」人は見かけます。
そのようなヒトは仕事を早く終わらすことができることが多いです。

ただ、そういう人が誰もまだやったことの無いような仕事にぶつかると、とたんに立ち止まってしまいます。

どのヒトに聞けば、どんな問題が解決するかのネットワークを構築しているヒトは、それはそれでソフトウェア開発にとってとても重要な要素です。
ただ、ソフトウェア開発の工程が上流工程になればなるほど、問題は複雑化し、誰も経験したことが無い問題にぶつかります。

そんなときに「粘り強く考える癖」がついているヒトは、何らかの答えを見つけることができるようです。

安易に人に聴いて解決してしまうのではなく、自分で頭をひねって、自分なりの回答を出してほしいものです。
そういう人がSEとして将来も伸び続ける気がします。

自分も初心を忘れないように頑張りたいです。