フランスの哲学者、精神科医ジャック・ラカンの言葉で、「人の欲望は他者のものである」というものがあるそうです。
自分自身の欲望だと思っていることが、実は他人の欲望を写したものであるという意味です。
たしかに、他者からのフィードバックで人は変化します。
自分自身も「こうありたい」と思っている望みが本当に自分のものなのかわからなくなることがあります。
そこには誰かの「期待」や「欲望」が入っているのだと思います。
悪く言えば「操作」や「扇動」もそうかもしれません(場合によっては「洗脳」も…)。
心理学的な難しいことはわかりません。
ただ、一度自分の中で受け入れたら、それは自分の欲望なのだと思います。
他人からの欲望が知らない間に自分に写り、何か失敗したとしてもそれは本人の責任になります。
それに、自分の思考だけで人は成長することなんてありえません。
他人からの刺激をうけて成長していきます。
そういう意味では「人の欲望は他者のものである」という言葉もうなづける点があります。
ただ、せめて他者の言いなりになるのではなく、自分の意志で決定をし、納得して行動したいものです。
何か問題が起きて、自分の行動の結果を他者のせいにしている時ほど、自分がすくわれないことはないと思います。
固いことをつらつら書いてしまいましたが、カモを見ていると癒されるなぁ^^
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